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Three Stars

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2009年 01月 26日

2008年の10曲

新年があけてうかうかしている間にはや1か月が経過しようとしている。そこで例年のごとく昨年のベスト10曲を選んでみようと思う。去年は半ばあたりから俄然ロック熱が高まり、えらくアグレッシヴな音を好んで聴いていた。その反面ヒップホップ系やダウンテンポものはあまり聴かなかった。昨年の発見は何といってもクークスでストレートなロックがとても新鮮だった。


2008年の10曲_c0066843_2051365.jpg次点 
"In a Beautiful Place out in the Country" (Boards of Canada in In a Beautiful Place out in the Country)

あまり聴かなかったダウンテンポ系で唯一よく再生していた Boards of Canada。遠い夏の思い出、みたいなノスタルジックな音とゆるめの反復リズムになごんだ。




2008年の10曲_c0066843_2056485.jpg第10位
"She Said, She Said" (The Black Keys in The Big Come Up)

昨年前半あたりはブルース色の感じられる音をよく聴いていたが、なかでも彼らの泥臭い雰囲気は印象深かった。ビートルズのこの曲を選んだ、というのもいい。




2008年の10曲_c0066843_2113219.jpg第9位
"23" (Blonde Redhead in 23)

この曲を聴いた頃からシューゲイズ熱が再燃し、それがやがてロック熱へと変化していったと思うと感慨深い。しかし、この写真にせよこの3人の醸し出すアヤシげな空気・・・それがそのまま音にも反映されているように思う。







2008年の10曲_c0066843_22124118.jpg第8位
"Golden Skans" (Klaxons in Myths of the Near Future)

「ウウウウウウウウウ、オ〜」というイントロのコーラスが一度聴いたら忘れられない。珍しく家人が興味を寄せた「ニューウェーヴ」的なバンドである。他の曲もヘンテコな音なのにとても聴きやすく、不思議な魅力のあるバンドだ。






2008年の10曲_c0066843_2219664.jpg第7位
"Gimme Love" (The Troubadours)

夏の終わりにぴったりの爽やかな音を聴いて、秋にかけてひとしきりネオアコを聴き直していた。何度聴いても清々しくて気持ちのよい曲だ。ところでこの曲を聴いてローマン・ホリデイ(懐かしい・・)を思い出していたのは私だけだろうか・・・




2008年の10曲_c0066843_14472456.jpg第6位
"Chemtrails" (Beck in Modern Guilt)

今回のベックはぐっと渋い路線で来たが、ただ落ち着いた曲を作るのではなく、新しい音を探す姿勢が伝わってきてよかった。ナールズ・バークレイのデンジャー・マウスのプロデュースというからどんだけポップなのかと思っていたら、いい感じに期待を裏切られた。



2008年の10曲_c0066843_14521455.jpg第5位
"Do Your Thing Babe" (The Right Ons in 80.81)

iTunes の新機能 Genius がなければ知る由もなかったスペインのバンド。スペインにもこんなイキのいいロックバンドがいるのを知ることができて嬉しい。こちらも家人の大のお気に入り。




2008年の10曲_c0066843_19473072.jpg第4位
"Gaburo Girl" (Datarock in Datarock)

こちらもジーニアスで見つけたユニット。北欧のエレクトロニカは肌に合うものが多いような気がする。ほかの曲もチープな味が効いていて、昨年後半はヘビロテだった。







2008年の10曲_c0066843_19525044.jpg第3位
Dig, Lazarus, Dig!!! (Nick Cave and the Bad Seeds in Dig, Lazarus, Dig!!!)

久々に聴いたニック・ケイヴの見事なはじけっぷり(と風貌の変わりっぷり)に圧倒された。今後の彼の動向がますます気になる・・と思いきや、先日飛び込んで来た突然のミック・ハーヴェイ脱退の報道。ニックの「抑止力」のように見えていた彼だけに、このニュースはショックである・・・






2008年の10曲_c0066843_19582472.jpg第2位
"Kill Joy" (N.E.R.D. in Seeing Sounds)

解散などという話も出ていたから正直どうかなと思っていたNERDの新譜は前よりもパワーアップしたかのごとく迫力が感じられた。ロック雑誌での年間ベスト作品(やっぱりこの作品は「ロック」でしょう)中にかすりもしていなかったようなので、巷の評価は低いのかもしれないが、過去2作に劣らない出来ばえだったと思う。






2008年の10曲_c0066843_20265438.jpg第1位
"Sofa Song" (The Kooks in Inside In Inside Out)

昨年最も iPod の再生回数が高かったのはおそらくクークスで、そのなかで最も再生回数が高かったのがこの曲だろう。何の変哲のない旋律の曲でもグイグイこちらを引っ張っていく勢いが感じられた。昨年出た2枚目もまずまずだったけれど、やはりデビューアルバムのインパクトの大きさにはかなわない。




よく考えたらレディオヘッドの "Reckoner" が抜けていた・・・ これはちょうど一昨年の年末と昨年の年始にまたがけて聴いていた、ということになるので、どちらの年に入れるか微妙な位置にある曲だ。もし今回入れるのだったら4位あたりになるだろうか。

2009年が明けて、只今は音楽への意欲がやや停滞気味であるけれど、「きょうの iPod」は少しずつでも更新していきたいので、これからもどうぞよろしくお願いします。

by exquise | 2009-01-26 21:06 | その他


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