2006年 05月 28日
"Non-Stop Erotic Cabaret" (1981) Soft Cell エレクトロ・ポップ全盛時に異彩を放っていた2人組。このタイトル、このジャケット。さながら右側のデヴィッド・ボールは場末のいかがわしいバーで、裏で客引きもやっているバーテン、そして左側のマーク・アーモンドはそのカウンターにたむろする男娼のようだ。ポップだけど淫猥な空気漂うアレンジに、マークの湿り気を帯びたからみつくようなヴォーカルで展開される内容に負けじと、当時の日本発売元も「泡だらけのフィルム」だの「ベッドの上は僕の国」だの刺激的な邦題をつけていた。だからといってここで表現されているのは単なる「エロ」なのではなく、さまざまな人間の性のあり方のおかしみ、悲しみであって、それはマークの声が持つ美しさによるところ大だった。マークはこの後ソロになって、ソウルフルな美しい歌を歌い続けていった。
by exquise
| 2006-05-28 23:17
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