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2008年 06月 30日

きょうの iPod

c0066843_2135594.jpg"Pro>Gen"
The Shamen (1990)

サイケ路線だったシェイメンがテクノ系へ転換したときには、多少の驚きはあったもののすんなり受け入れられたような気がする。それは「シャーマン」というユニット名や、この曲の「どんな山でも動かせる」というような歌詞が、電子音の無機的な響きにひどくマッチしていたからである。今ではスカスカな音に聴こえるが、当時はとてもクールに感じられたし、シンセの音で目立たないかもしれないけれどもヴォーカルも艶めいていて魅力的だった。

Pro>Gen
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by exquise | 2008-06-30 21:03 |
2008年 06月 27日

きょうの iPod

c0066843_20464193.jpg"Haven't We Met?"
Kenny Rankin
in Silver Morning (1974)

家人が勝手にプレイリストに放り込んでいた曲が流れてきた。といってもこの曲はネオアコにも通ずるフォーク・ソングで、私もとても好きだ。軽快なギターにあわせて歌われる可愛らしいラヴ・ソング(「ロミオがジュリエットに会ったときみたいに」というフレーズが耳に残る)で、聴いているだけで爽やかで心地よい。ケニー・ランキンの声は甘く柔らかいけれども、軽薄さは全く感じられず、繊細で美しい。たまにこういう曲がシャッフルで出てくるのも嬉しいものだ。

Haven't We Met?
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by exquise | 2008-06-27 20:43 |
2008年 06月 17日

きょうの iPod

c0066843_20511040.jpg"Where's Me Jumper?"
Sultans of Ping F.C. (1991)

ときどきバカバカしい曲を聴きたくなるけれど、これは "stupid" という形容詞がふさわしい曲の代表格だろう。とにかくヴォーカルが聴こえてくるだけで体中の力が抜けていく。そしてサビで何度もタイトルを連呼するあたりになると、あまりの脱力感に自然と笑いさえ出てくる。まあそれがこの曲の魅力でもあるわけなのだが。こういうバンドもいるイギリスってやっぱり不思議な国だ。


Where's Me Jumper?(バカバカしすぎる・・・)
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by exquise | 2008-06-17 22:01 |
2008年 06月 16日

きょうの iPod

c0066843_1946766.jpg"Dig, Lazarus, Dig!!!"
Nick Cave and The Bad Seeds
in Dig, Lazarus, Dig!!! (2008)

実を言うと 「ザ・グッド・サン」以降のニック・ケイヴのアルバムはあまり聴いていなかった。彼のバラードは好きなのだが、どうも聴いているとあまりにも重くて、これ以上聴き続けるのは耐えきれないのではないかと思っていたからだ。それが先日観たこの曲のビデオ・クリップのニックはびっくりするぐらいのハジけっぷりである。今になって(そしてブリクサが脱退した後に)こんなアグレッシヴなアルバムを作ろうとは思いもよらなかった。それも「テンダー・プレイ」のような張りつめたようなものではなく、どこか吹っ切れた感じの音である。アルバム全体がとても新鮮で珍しく「楽しく」聴けた。もっとも彼のことなので精神的にノッているのだろうか、それとも・・といらぬ心配をしてしまう。容貌は以前にも増してファナティックな感じになっているし。

Dig, Lazarus, Dig!!!
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by exquise | 2008-06-16 20:03 |
2008年 06月 14日

きょうの VMC

c0066843_19304871.jpg"Kill Your Television"
Ned's Atomic Dustbin (1990)

スカパーの VMC というチャンネルで、UKロック10時間(!)特集というのがあり、時代を追ってえんえんビデオクリップを流していた(残念ながらハードディスクが8時間以上連続録画ができないのを忘れていて、最後の2時間を見逃した・・)。80〜90年代あたりになるとやはり懐かしい曲があれこれと登場してきて、この曲が聴こえてきたときはちょっと嬉しかった。というのも最近この曲のイントロ部分が何かの拍子にふっと浮かんでくることが何度かあったからだ。冒頭の勢いを最後まで失うことなく一気に疾走する快感を味わえる曲である。PV のタテノリに徹する演奏者と観客を見ていると、若いってバカだなあ(もちろんいい意味で)と妙にシミジミしてしまった。

Kill Your Television(VMC で流れていたのは別ヴァージョンの PV)
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by exquise | 2008-06-14 19:30 |
2008年 06月 10日

きょうの iPod

c0066843_20423991.jpg"She Said, She Said"
The Black Keys
in The Big Come Up (2002)

昔、ビートルズに詳しい人にこの曲が好きだと言ったら、「これは大したことない曲だ」と言われてガッカリした思い出がある。その曲をオハイオ出身の2人組がオーソドックスなブルース・ロックという形でシブくカッコよくよみがえらせてくれた。彼らのほかの曲もコテコテの音なのだが、泥臭いグルーヴ感がとても気に入っている。彼らのことはニック・ケイヴのアルバムを買った人が好むアーティストとして紹介されていたことで知った。ホワイト・ストライプスにも通ずる音で、これからじっくり聴き込んでみようと思う。

She Said, She Said
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by exquise | 2008-06-10 21:05 |
2008年 06月 06日

きょうの iPod

c0066843_20361498.jpg"Seagull"
Ride
in Nowhere (1990)

すでに数枚の EP が話題を呼んでいたライドの満を持したファースト・アルバムから最初に流れ出た音は、私にとってエコー&ザ・バニーメンの "Going Up" を思い出させるものだった。デビュー・アルバムの第1曲目であることや、次第に高揚感を覚える曲調などがそうさせたのだろうが、動物をモチーフにした曲の多さ(タイトルもそうだけれど、ペンギンの EP ジャケットや、 "Vapour Trail" の白鳥の映像なども)なども手伝って、スタイルは違えど彼らこそがポスト・バニーズのバンドとして感じられたのだ。もっとも彼らが登場したとき、どこぞの音楽誌が「チェインソーを持ったハウス・オブ・ラヴ」と形容したが、それも言い得て妙である。

ロック的な衣装とはほど遠いアラン・ニットやボーダーシャツ姿の素朴そうな青年たちが、取り憑かれたように轟音を紡ぎ出すというギャップもインパクトがあった。炸裂するギターの音はもちろんのこと、滝か雪崩かのようなロウレンスのドラムも強烈だった(ぼんやりとした雰囲気の彼が演奏しているのかと思うとなおさらである)。

『かもめのジョナサン』からヒントを得たというこの曲の歌詞も印象的で、特に「さあ今度は君が僕の飛翔を見る番だ/自分の翼を焼いた君は、今では頭上を飛ぶ僕を見る」という後半のくだりがとても好きだ。文学的なカオリがするのもライドの魅力のひとつだった。

Seagull

Seagull(2003年ヴァージョン。マークの激変ぶりにも注目)
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by exquise | 2008-06-06 21:08 |
2008年 06月 05日

きょうの iPod

c0066843_2049718.jpg"Down in Mexico"
The Coasters
in Death Proof Soundtracks (2007)

「デス・プルーフ」はそれまでタランティーノ作品に感じていたもどかしさ(彼の映画のテンポはどうも生理的に合わないと思っていた)を払拭する痛快な作品だった。もっとも彼の音楽のセンスには常々感心させられていたのだが、今回はいつにも増してイメージにばっちり合った音を選んでいる。この曲は例のラップダンスの場面に流れているものだが、一度でもあのシーンを観た人なら、「パッチュワッチュワッ」というコーラスを聴けば男の体をなめまわすかのごとく踊るあのセクシーな女の子の映像が脳裏をかすめることだろう。

Down in Mexico
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by exquise | 2008-06-05 20:56 |
2008年 06月 03日

きょうの iPod

c0066843_20481063.jpg"Surprise"
Gnarls Barkley
in The Odd Couple (2008)

ウォルター・マッソーとジャック・レモンのコメディ映画をタイトルにしたナールズ・バークレイの新譜(前には「バス男」のコスプレもやっていたし、この「おかしな二人」はかなりの映画好きのようだ)は、結局のところデビュー・アルバムほどの新鮮さを与えてはくれなかった。しかしこうやってシャッフルモードでいろいろな曲の間で小出しに流れてくると妙に聴きやすいのだ。DJが作る音楽、ということもあるのだろうか、他の曲たちと交えて聴く、というスタンスで作られているように思えてならない。iTunes Store などを通してアルバムではなく曲単位で音楽が買われるようになった時代を象徴するようなユニットだ(そう思い込み過ぎなのかな)。

Surprise
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by exquise | 2008-06-03 20:46 |
2008年 06月 02日

きょうの iPod

c0066843_19453022.jpg"Like An Angel"
The Mighty Lemon Drops
in Happy Head (1986)

また忘れかけていた懐かしい音が流れてきた。このバンド名、この曲名、そしてこのルックス、すべてが青く未熟な感じだ(といっても悪い意味ではない)。デビュー当時、エコー&ザ・バニーメンのフォロワーと思えた彼ら、音もネオサイケ、というよりもろドアーズな旋律で、バニーズのファーストアルバムあたりの空気をまとったものだった。彼らはこの後そこそこのヒットなどを飛ばしたものの、活動自体はぱっとしないまま人知れず消えていったのだが、少なくともこの曲を聴いたときには、瑞々しい何かを感じさせる瞬間があった。
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by exquise | 2008-06-02 20:05 |