2005年 09月 07日
"Rio" (1982) Duran Duran 洋モノの音楽に開眼した頃、英国ではニュー・ロマンティクスの波が押し寄せ、今となってはお笑いぐさだが、フリルのシャツを着こみ、メイキャップを施した男たちが次々と現れていた。本国やその他の国でどう受け入れられたのかは定かではないが、少女マンガでフェミニンな男性像に慣れていた日本の女の子たちには、彼らは大いに歓迎されたのではないだろうか。そのニュー・ロマンティクスの二大巨頭がデュラン・デュランとスパンダー・バレエであり、どちらかというとメロウな曲が主流だった後者よりも、デュラン・デュランの脳天気さのほうが、まだ10代の私には心地よかった。 このブームはあっという間に過ぎ去り、ここに挙げたセカンドアルバムの頃にはすでに、レザーパンツのような「いわゆるロック」的なアイコンを彼らは身にまとうようになっていたが、路線が変わったというわけではなかった。それどころかデビュー作の新参者的なぎこちなさも無くなって、彼らはポップ・スターの王道を歩き始めたように思える。去年OFSでオリジナルメンバーで甦った彼らの姿を久々に目にしたが、サイモン・ル・ボンの裏返り気味のヴォーカル同様、本質的には何ら変わっていないのだった。
by exquise
| 2005-09-07 21:13
| 英
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