1 2007年 10月 17日
![]() Orwell in Des Lendemains (2001) UK音楽の影響を受けたフランスのバンドが2000年前後から増えてきたように思うが、たとえ英語で歌っていても、フランスの音にはどこかノスタルジックな空気が漂っているように思う。この Orwell の音楽は、エレクトロニカのフレーバーをかぶせたネオアコっぽいのだけれど、やはり一方で懐かしいポップスをイメージさせるところがある(ギルバート・オサリバンのカヴァー曲が入っているのも、そう感じさせる一因だろう)。いかにも日本人好みの音だなあと思っていたら、彼らは本国ではなかなか日の目を見られないようで、このアルバムは日本から発売されていた。ロックとフランス語がマッチする例はなかなかお目にかからないのだが、Orwell の場合は意外なほどにしっくりくる。秋めいてきたこの季節にぴったりの音だ。 Toutes les nouvelles parlent d'hier (名盤のジャケのパロディが楽しい) ▲
by exquise
| 2007-10-17 02:26
| 仏
2007年 10月 12日
![]() Paolo Nutini in These Streets (2006) 昨年の年末買い物に入った店で、ギターとドラムの小気味よい音が気持ちのよい曲が流れてきた。サビのところで "new shoes" というフレーズが繰り返されるのが聴き取れたが、それ以外の情報は何もなく、ネットで色々検索をかけてみたけれども該当するものが見当たらず、もう見つからないものと諦めていた。 それがつい最近、今年のグラストンベリー・フェスティバルの模様をたまたまスカパーで観ていたところ、イタリア風の名前をもつ彼がこの曲を歌い出してびっくりした。曲の感じからしてアメリカの人がやっているのかと思っていたら、この名前、そして出身はスコットランドだそうだ。曲の一部を一度だけ聴いていただけなのだが、記憶はすぐによみがえり、「ああこれこれ」と失せ物が急に出てきたときのように嬉しい気分になった。若干二十歳の小柄なパオロ君が背中を丸めて気恥ずかしそうに、少し枯れた声で歌う姿もまた印象的だった。 昨年末の時点では、日本盤は未発売、おまけにこの曲はシングルカットされてもいなかったので、検索をかけても出てこなかったわけだ(今は簡単に出てくる)。店で流れていたのはどこかの有線放送だと思われるのだが、選曲者が思いっきり自分の好みで曲を選んでいたのだろうか。そのおかげでこんな幸福な出会いがあったわけなのだけれど。 New Shoes ▲
by exquise
| 2007-10-12 22:19
| 英
1 |
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