1 2008年 05月 26日
![]() Blonde Redhead in 23 (2007) 某ミネラルウォーターのCM音楽が気になって調べてみたらこの曲だった。シューゲイザーの流れを汲む音で、それほどノイジーではないものの、 Slowdive などかつてのクリエイション系の音を彷彿とさせる。エコーのかかった霞のようなバックにこれまた浮世離れしたような女性ヴォーカルがかぶさって、幻想的な空気を漂わせている。このヴォーカルは実は日本人であり、彼女とイタリア人の双子という編成のグループですでに15年ものキャリアがあると知った時点で、昨年のフジロックのダイジェストをTVで観ていて何となく印象に残っていたバンドだったことを思い出した。白髪まじりの大学教授のような風貌の双子にはさまれた日本人女性という図は、その音楽も相まって何か映画に出てきそうな不思議な光景だった。 23 ▲
by exquise
| 2008-05-26 20:51
| 米
2008年 05月 23日
![]() Radiohead in In Rainbows (2007) シャッフルで断片的にしか聴いていなかったこのアルバムをようやく一通り聴いた。今回のアルバムは、スタジオにこもって作りました、というような、これまでのものよりさらに内向的な性格を帯びているように感じる(外に一歩も出なくても曲が聴ける、ダウンロード販売という試みにもそれが象徴的に表れているのではないだろうか)。その一方で、従来の難解さが消えて聴きやすい曲が多い。そういう印象もあってか、このアルバムはアグレッシヴな曲よりも、この曲のようにアコースティックな楽器を用いたシンプルで旋律の美しい曲に魅力を覚える。もともとフィル・セルウェイのドラムは好きなのだが、この曲をはじめ、全体的に冴え渡っている。 Reckoner ▲
by exquise
| 2008-05-23 01:52
| 英
2008年 05月 22日
![]() Bauhaus in Go Away White (2008) 再結成ばやりで、ついにバウハウスも復活して新しいアルバムを出した。個人的にはバウハウスより、解散後ピーター・マーフィー以外の3人でやっていたラヴ&ロケッツのほうが好みだったが、今回のアルバムは、最後の2曲 "The Dog's A Vapour"," Zikir" は、 The Sky's Gone Out とか Burning From The Iniside あたりの音を感じさせるが、全体的にはラヴロケのテイストにピーター・マーフィーの声が乗っかっているという感じだ。この曲などはその最たる例で、ギターのいかがわしい響きがたまらない。それにしてもピーター・マーフィーの声はまったく老けておらず、解散当時の若さを保っている。 ▲
by exquise
| 2008-05-22 01:31
| 英
2008年 05月 20日
![]() Pale Saints in Comforts Of Madness (1990) シューゲイザーの曲を再度聴き返してみると、当時自分のなかでは3番手か4番手くらいの位置にあったペイル・セインツが、今とてもしっくりくるように感じている。轟音度ではライドやマイブラほどではないし、ヴォーカルもか弱く、かつルックスもぱっとしなかった(失礼)が、彼らの楽曲の浮遊感のある繊細な美しさは他のバンドには見られないものだ。4AD特有のアートワークもすばらしい彼らのファーストアルバムに入ったこの曲は「君は世界を二つに引き裂く」という劇的なタイトルも含めて、彼らの魅力が満喫できる。 ▲
by exquise
| 2008-05-20 20:39
| 英
2008年 05月 19日
![]() Janet Jackson (2008) 正直、この人の他の曲はほとんど意識して聴いたことはなかったのだけれど、スカパーで偶然この曲のPVが流れてきたのが目にとまり、記憶に残ったのだった。クラフトワークなどを思い出させる80年代風のスカスカなテクノと、エフェクトをかぶせた彼女の声が妙にマッチしていて、結構気に入っている。兄マイケルの曲も実は興味深い曲がいっぱいあるし、ジャクソン・ファミリーはもっとちゃんと聴いたら面白いだろう。 Feedback ▲
by exquise
| 2008-05-19 20:27
| 米
2008年 05月 06日
![]() Trio in Bye Bye (1983) ドイツの脱力系といえば、トリオがすぐ頭に浮かぶ。単純なリズム、旋律、そして歌詞の繰り返しが明らかにイギリスのそれとは違う独特のグルーヴを生んでいた。彼らの "Da Da Da" だとか "Boom Boom"、 "Anna Letmeinletmeout" などの曲が特にそうで、その当時「ロックのダダイスム」みたいな形容のされ方をしていたけれど、まさに言い得て妙だと思う。ドイツ語の響きは昔から好きで、こういうロックの音にもしっくりきて、聴いているのが心地よい。この曲はバックの音ののどかな感じが春らしくて楽しい。 Herz ist Trumpf (Dann rufst du an...) ▲
by exquise
| 2008-05-06 21:05
| その他
2008年 05月 05日
![]() Simon Turner in Sex Appeal (2003) 90年代、とりわけ日本の英国ポップファンに愛されたエル・レーベル所属のアーティストのなかでも、キング・オブ・ルクセンブルグことサイモン・(フィッシャー・)ターナーは脱力系の大御所だった。のちにチェリー・レッド・レーベルから出されたこの作品集には、70年代からすでに活動していた彼の軌跡がうかがえるのだが、そのペナペナした声は、彼が好んでカバーした60年代のポップスやソフト・ロックの名曲に実にマッチしていることがよくわかる。この曲はバッファロー・スプリングフィールドのカバーで、チープな作りがB級感をぞんぶんに漂わせているのがたまらない。 ▲
by exquise
| 2008-05-05 20:42
| 英
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