2008年 10月 22日
"Richard Cory" Simon & Garfunkel in Sound of Silence (1966) この日の iPod はえらく大人びた選曲で、味のあるボサノヴァや古いロックを好んで流していた。そうしてやがて聴こえてきたサイモン&ガーファンクルのこの曲は、このごろアコースティックづいている耳に実に渋く響いた。十代の頃はイギリスのネオアコと比べてこのアメリカ人のフォーク・デュオの音はとても格好悪いように感じていたが、ここへきてようやくそのよさがわかってきたような気がする。この CD は例の M 先生にずいぶん前に頂いたもので、その当時はどう聴いていいものやら持て余していたのだけれど、今は名作を聴くチャンスを与えてもらったことにとても感謝している。 "Richard Cory" "Richard Cory"(ライヴ・ヴァージョン) #
by exquise
| 2008-10-22 01:39
| 米
2008年 10月 17日
"Air Guitar" Ben & Jason in Emoticons (1999) OFS では選曲者の趣味もあってか、ネオアコ系の名曲が多数かかった。これもそのひとつで、流麗なアコースティック・ギターと温和なメロディ、そして感傷的なヴォーカルが、絶妙なバランスで組合わさった曲である。坊主、無精髭とサングラスといういかつい風貌の2人から、よもやこのような清らかなコーラスが紡ぎ出されるとは思いもよらぬだろう。彼らも私が音楽にうとかった時期に結成され、わずか数年で解散してしまったデュオで、存在を知ることができたのも OFS があったからこそである。 "Air Guitar" #
by exquise
| 2008-10-17 20:22
| 英
2008年 10月 16日
"Gaburo Girl" Datarock in Datarock (2007) Genius サーフィンして行き着いた曲。東京のデパートで採取したと思われる雑踏の音に、ファンクテイストなギター、ディスコ風の電子音などを重ねたエレクトロ・ポップなのだが、実にこちらのツボをついた心地よい曲なのである。ノルウェーの2人組だそうで、またしても北欧系にやられてしまった。試聴者評では「 Devo みたい」というのがあったが、それは曲調だけでなく、ヴォーカルの声音が多分にディーヴォのそれを思い出させるからだろう。ところで Gaburo とは何ぞやと思っていたら、どうも Ganguro ということらしい。なるほど。2008年の今でも彼女たちはまだ東京に生息しているのだろうか。 "Gaburo Girl"(残念ながら YouTube では見つからず。ここで一部試聴可) "I Used to Dance With My Daddy"(この曲と同時に購入した曲。こちらはさらにディーヴォっぽい) #
by exquise
| 2008-10-16 21:05
| 北欧
2008年 10月 15日
"City Girl" Kevin Shields in Lost In Translation Soundtracks (2003) いかにもケヴィン・シールズ節、という音が流れてきて、こんな曲マイブラであったっけと思いつつ iPod 画面を見たら、彼がソフィア・コッポラの映画「ロスト・イン・トランスレーション」のために書いた曲だった。ケヴィンが映画のサントラ、という話を聞いたときは意外に感じたけれど、実際映像と合わせてみたときは案外しっくり聴こえたのを思い出す。 このサントラにはケヴィンのオリジナル曲をはじめ、マイブラの "Sometimes" や Jesus & Mary Chain の曲などノイジーな音が多く使われていて、東京の街は彼の目にそんな風に映っているのかと思う。ただし、京都のシーンでは行き詰まって Air に曲を依頼したそうだ。 Phoenix やはっぴいえんどのほか、ビル・マーレイが歌うロキシー・ミュージックまで入ったこのアルバムはなかなかヴァラエティに富んでいて楽しいサントラである。映画自体はあまり感心しなかったけれど。 "City Girl" #
by exquise
| 2008-10-15 21:07
| 英
2008年 10月 10日
"I Saw The Light" Todd Rundgren in Something / Anything? (1972) チェリーレッド・レーベルのコンピレーションを聴いていたらとてもチャーミングな曲が流れてきて、それは Mood Six がカヴァーしたこの曲だった。オリジナルはトッド・ラングレンのものだと知り、もしやと思って60-70年代の音楽に詳しい M 先生にお聞きしたら、早速 CD を貸してくださった。ムード・シックス版は青春!という感じの爽やかなギターポップだったが、こちらはもっとシンプルな音だ。それだけに旋律の美しさやトッドの優しい声の響きを楽しむことができる。アメリカ出身であるのに、多分にイギリス的なものを感じる彼は、もっとじっくり聴いてみたいアーティストのひとりである。 "I Saw The Light"(オリジナル・静止画なのが残念) "I Saw The Light"(最近のライヴヴァージョン) #
by exquise
| 2008-10-10 20:58
| 米
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